政府契約の支払遅延に対する遅延利率の改定
3月10日付け官報第206号で、改定が行われています。
利率の根拠となる法律は、自治体についても準用されますので、関係者はご留意を。
〇財務省告示第五十四号
政府契約の支払遅延防止等に関する法律(昭和二十四年法律第二百五十六号)第八条第一項の規定に基づき、政府契約の支払遅延に対する遅延利息の率を定める件(昭和二十四年十二月大蔵省告示第九百九十一号)の一部を次のように改正し、令和二年四月一日から適用する。
令和二年三月十日
財務大臣 麻生太郎
「年二・七パーセント」を「年二・六パーセント」に改める。
【参考】
・平成29年 2.8%→2.7%
・平成28年 2.9%→2.8%
・平成26年 3.0%→2.9%
・平成25年 3.1%→3.0%
・平成23年 3.3%→3.1%
・平成22年 3.6%→3.3%
hachiro86さん書評「公務員の仕事の授業」
いささかご案内が遅れてしまいましたが、信頼ある書評サイト「自治体職員の読書ノート」で、hachiro86さんに拙著を紹介いただきました。
ありがとうございます<(_ _)>
新規採用職員向けオススメ図書紹介
標記の件について、 Twitterで紹介したところ反応が良かったので、こちらでもご案内しましょう。
初めて公務員として働く人へ! そして、初めて社会人になった人へ!
入庁までに、知っておきたい知識を解説した本や入庁後も役に立ちみなさんを支えてくれる本を 生駒駅前図書室の司書が選びました!
https://www.city.ikoma.lg.jp/cmsfiles/contents/0000016/16969/310326_04_02.pdf#page=1
生駒市の生駒駅前図書室が昨年の1月にリリースした小冊子です。
なお、拙著も「<レベル2>ある程度の知識がある人へ」の中で紹介いただいております。感謝<(_ _)>深く深く
ついでに、拙blogで過去にご案内した、法務と財務に関する入門書もご参考までに掲載しておきましょう。
なお、上記の記事の掲載は拙著「原課職員のための自治体財務」刊行前でしたので、同書の掲載はありません。
これらのリストも、そろそろアップデートが必要かしら(汗
2019年 講演等一覧
人前でお話をさせていただくのは、けっして得意ではないのですが、今年もいくつかお声をかけていただき、誠に感謝です。
【4月】
劣等生としての自覚があるので、母校で教壇に立てたのは感慨深いものがありました。貴重な機会をいただいた横田先生、ありがとうございます。
なお、当日のダイジェストはこちら↓
【7月】
こちらの研修講師は、回を重ねて9年目になりました。役所に入って数年目の若手職員が対象なので、講師としても緊張感があります。
【8月】
船橋市役所でもお話しさせていただいたことがある、自称「3時間でわかる地方自治法」。
・自治体学会堺大会分科会「無縁化時代の墓地行政~政策法務の観点から」パネリスト
事案を紹介しながら課題を提示。「死んではいけないって条例があるんですよ」(日本ではありません)
参加いただいた方のお話を伺うと、好評のようで何よりでした。
【10月】
いずれも回を重ねている、千葉県内の研修講師です。
聴衆の弁護士の先生の中には、研修講師を務められる方も少なくなく、終了後の懇親会では進行にお褒めの言葉をいただけました。
「1分たがわず時間ぴったりの終了。素晴らしい」そこかよ(汗
最近は体力の低下も感じてきて、少々きつくなってきました。
昔は、それほど大きくない部屋だったらマイクを使わなかったのですが、最近はそうもいかない(´・ω・`)
2019年 執筆一覧
年の暮れ、今年の執筆を振り返ってみますと、もっぱら書下ろしの1冊に費やした感があります。
・「疑問をほどいて失敗をなくす 公務員の仕事の授業」(学陽書房)
半年の企画準備を経て、実質的に書き始めたのは去年の年末ごろでしたね(遠い目
当自治体の顧問弁護士の先生に献本差し上げたところ、「もの凄い執筆ペースですね!」とのお言葉いただきました。いや、追われるように書いているだけでねえ(´・ω・`)
・条例とは何か ~「まちのルール」のつくり方~(議員NAVI 2019.05.13)
※https://www.dh-giin.com/article/20190513/16273/
こちらはウェブ記事の掲載。数人にわたるリレー連載の第1回です。
第2回以降の執筆陣のお名前を見て、安心して露払いの役目を務めることができました。
・「実務のコツ<法務>」(「地方自治職員研修」19年9月号)
今年のショッキングなニュースの一つが、月間「地方自治職員研修」誌の休刊です。実は、私の商業誌デビューが同誌でした。小さな執筆を除くと、特集記事の一端を3回書かせていただいております。
実務者に向けた記事が非常に役に立ちました。本当にありがとうございました。
・書評「2040年 自治体の未来はこう変わる」(「自治実務セミナー」19年6月号)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 第一法規
- 発売日: 2019/05/28
- メディア: 雑誌
取り上げさせていただいた「2040年 自治体の未来はこう変わる」のご著者は今井照先生です。
今井先生は、私が法規担当に赴任して右も左もわからない頃、ご著書を読んで大いに励まされました。
本稿では、書評という枠を超えて、そのあたりもちょっと書かせていただきました。
基礎自治体の隅っこで仕事をさせていただいている身でありながら、全国の仲間たちに発信の機会をいただけることは、本当に恵まれていると思います。
忙しい仕事の合間、苦しいながらもできる範囲で頑張っていきたいと思いますので、どうぞ皆様、暖かく見守ってくださいませ。
「公務員の仕事の授業」をholgでご紹介いただきました
掲載いただいた文章は、著書自身による自己紹介です(`・ω・´)
執筆者2人は、世にいう「スーパー公務員」にならなくても「誰もが仕事をしやすい」よう、みなさんが行く道を少しでも整えておくことが、ちょっとだけ先輩の私たちができることだという思いから本書を執筆しました。
https://www.holg.jp/original-article/shiohama-yonedu/
本書に込めた執筆者の思いに目を通していただけたら幸いです。
メイキング・オブ・「公務員の仕事の授業」(4) 共著者編
編集者さんによると、共著の場合は相性があるようで、場合によっては「向こうが進めているだろう」と原稿がすすまないこともあるようです。
今回の共著者である米津さんとは10年来の交流があり、一昨年秋の「かながわ政策法務研究会」では、「"法規"から見た政策法務」の題で一緒に発表させていただいたこともあります。
このたびの執筆でも、競うように上がっていく原稿に「共著のよい効果が出ていますね!」と編集者さんからお褒めの言葉をいただきました。
本書の第6章「議会」に関する記述中、二元代表制に関する説明で「何か図が欲しいですね」と申し上げたところ、チェック・アンド・バランスの関係が一目でわかるよう、天秤の両端に「長」と「議会」を置いたイラストを用意されて、「うまいっ」と膝を打ちました。
なお、米津さんとは、会員制のウェブサービスである「議員NAVI」で、議案審査についての連載を交代で担当したこともあります。機会がある方はご覧いただけたらと思います。
・私の担当部分【条例とは何か 〜「まちのルール」のつくり方〜】https://www.dh-giin.com/article/20190513/16273/
・米津さん担当部分【執行機関による条例審査の要点〜条例案ができるまで〜】https://www.dh-giin.com/article/20190610/16569/