自治体法務の備忘録

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シャルロット・フォーエバー

 人の家に行って、娘のビデオを見せられることほど苦痛なことはありませんが、本作は、まさしく「オレの娘」映画でして。監督が演じる主人公のスランプの作家は、ラストでスランプを脱するわけでなく、映画で描かれるのは、極私的な親子関係であって、ラストのカタルシスもその点に限定される。
 公開時に見たのであったら、どんな感想を持ったかなあと思いますが、娘がいる今の私では、映画の中で自らの嘔吐や放尿を写す、父親の精神に興味が。ここらへん、自分の娘をヒロインに、ひどい目に遭わせ続けたダリオ・アルジェント(「トラウマ」「スタンダールシンドローム」)を念頭に考察してみたい気が。