自治体法務の備忘録

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新旧対照表方式の例規の改正

 北海道町村会法務支援室(http://houmu.h-chosonkai.gr.jp/)で、雨竜町の新旧対照表方式の改正文の資料について、掲載されていました。
http://houmu.h-chosonkai.gr.jp/uryuutyoukitei.pdf
 この手の改正の手法で疑問なのが、

改正前 市長は決定しなければならない。
改正後 市長は、決定しなければならない。

のように、「、」と打つ場合において、改め文であれば、

「決定」を「、決定」に改める。

と書くことによって「、」の位置を指定するわけですが、新旧対照表方式だと、位置は明白な訳であるので、当該「、」の部分にのみ下線を引けば良いのか。(現行の「資料として添付されるところの」新旧対照表においては、上記の事例は、改め文にしたがって「、市長」に下線が引かれることになります。)
 これは一例ですが、具体的な手法の蓄積が不十分な中で、導入した自治体において、統一の基準で改正文が作成されるのか、疑問ではあります。