自治体法務の備忘録

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吸血鬼ノスフェラトゥ

 22年作の最古のドラキュラ映画。原作者の未亡人から苦情が来たくらい同時代の作品です。
 01年作「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」は、この映画の吸血鬼が本物だった・・・という内容ですが、同作を見たときは、元ネタの本作を見ていなかったのが心残りでした。とりあえず、ヘルツォーク監督の79年作「ノスフェラトウ」は本作を見てからにしようと封印していたのですが、そちらもようやく見られます。
 本作の吸血鬼像はベラ・ルゴシのドラキュラに負けないくらいのビジュアルインパクトがあるのに、系統が途絶えてしまったのは不思議だ。蝙蝠ではなく鼠がモチーフなのも興味深いところ。

 補足です。
 庁内の「濃い」人から、「製作に当たっては著作権者の許可を得ていないので、ドラキュラ伯爵ではなくオルロック伯爵なのではないか」との指摘を受けました。
 私もその点は念頭にあったのですが、本作は「実質的」にドラキュラ物であるので前記の記述としました。
 でね、私が見た

吸血鬼ノスフェラトゥ [VHS]

吸血鬼ノスフェラトゥ [VHS]

では、「アメリカン・バージョン」として英語字幕入りなのですが(製作はドイツ)、「原作者ブラム・ストーカー」の他に台詞表記(サイレントなので)も「ドラキュラ」なのですよ。ああ、ややこしい。
 上記の知人とは、上記のやりとりの後、T・フーパー監督「死霊伝説」では確信犯的にノスフェラトゥ型の吸血鬼が出るね、でもあれは原作者キングの意向が反映されているとはいえない、などと話す。ああ、無駄に濃い。