自治体法務の備忘録

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猿人ジョー・ヤング

 49年の作品。無声映画の「吸血鬼ノスフェラトゥ」を見た後だとずいぶん新しい映画に見えます。内容も巨大猿映画の元祖である「キングコング」に比べて人間の描写が丁寧で、筋立てもなかなか起伏にとんだものになっています。
 しかし、やはり一番の見所は、「キングコング」のW・オブライエンと後に黄金時代を築くR・ハリーハウゼンが手がけたジョー・ヤングでしょう。ライブとの絡みが緻密に計算されていることに驚きますが、なにより素晴らしいのは、人形アニメーションのモデルでしかすぎないジョー・ヤングがちゃんと演技をしていることでしょう。ナイトクラブでのあばれっぷりも見応えがあります。これが「ムービー・マジック」ですよ。
 これで本作を見るまでと封印していた98年のリメイク「マイティ・ジョー」を見ることができます。