自治体法務の備忘録

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市民債で沼を守れ!金利安くても人気殺到

 id:washitaさんが掲載(http://d.hatena.ne.jp/washita/20050824#p2)の記事から

千葉県我孫子市は、過去に民間業者による開発の危機にあいながらも、住民運動によって守られてきた古利根沼を守るため、その用地を取得する必要な資金に対する出資を市民に募った。市民債としては、全国でも例がない「国債より低い金利」にもかかわらず、想定額2億円に対し、10億円以上の応募が寄せられた。
http://machizukuri.info/archives/2005/08/78.php#more

 我孫子市の取り組みに水を差すつもりは全然ありませんし、市民債を利用した市民の行政参加と市財政における多様な歳入手段の実践は非常に意味があると思います。しかしながら、言うまでもなく「借金」である訳で、その負担は将来の世代に引き継がれます。
 自治体の場当たり的な政策(もちろん、我孫子市の事例が走であると言っているわけではありませんので念のため)のために安易に本手法が模倣されないことを願ってやみません。