フルーツサラダ
写真は、その祖母が、私の幼い頃に、お祝い事のときには作ってくれたフルーツサラダです。明日は我が家に私と妻の両親が来るので、久し振りに私が作りました。 作り方は簡単で、
- フルーツ缶をいくつか買ってくる。
- シロップを鍋にあけ、弱火で熱しながら小麦粉を少しずつ溶かしてとろみをつけていく。(ミカン缶のシロップは酸味があるので控えめに)
- フルーツを一口サイズに切る。
- とろみを付けたシロップにカットフルーツを入れる。
- お好みでレーズンを最後に散らしても良し。
父の話では、昔からごちそうだったそうで、なるほど小麦粉を入れるあたりが昭和の風情です。ようやく手に入れたフルーツ缶をハイカラに食べるための当時の知恵だったのでしょう。
味の記憶というのは不思議なもので、祖母の没後に初めて作った際は、祖母の味の再現に不覚にも涙が出ました。私が作ったフルーツサラダを子供達が喜んで食べる笑顔を見ると、感慨深いものがあります。