ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット

　そんなわけで、電車での長い移動時間に読んでしまいました。おもしろかったですが、もっとおもしろい本は他にないでもない。誰もが知っているレオナルド・ダ・ヴィンチの名画に絡めたキリスト教に関するスキャンダラスな謎解きが世間の興味を引いたのでしょう。でも、基本的には民明書房と同じ与太話ですからね。以前にも書いたように（http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20060501/p4）世の中にはフィクションに免疫のない人がいるからなあ。

人類の月面着陸は無かったろう論

　行って無いこたないって。

　かなりの読者が疑問を持つことなく、『ダ・ヴィンチ・コード』の内容をそのまま歴史的な史実として受け止めてしまったようなのである。
　私が『ダ・ヴィンチ・コード』でどうしても気になるのは、著者の勘違いや、他の著作の作り話をそのまま引用してしまったと思われる部分が多いにもかかわらず、日本ではそのことをほとんど誰も指摘していないということである。（２３３ページ）

ダ・ヴィンチ・コード最終解読