官庁の関与とかマッチ箱とか
上記に引用した片山知事の自治体における「通達」の運用に関するご苦言に続けてのお言葉には私自身の前職での経験から大笑い。
金融行政なんかももう典型的ですね。金融行政で監督官庁にある権限というのはそんなに多くないんですよ。これは関係法令を見ていただくとわかりますけども。それがもう何か監督行政機関の一役人の発言とか物言いとか調査に来たときの現場での現地指導とか、そういうものによって金融機関が振り回されているというような現実がやっぱりあるんですよね。そういうのが不明朗にしてしまって、説明責任をあいまいにしてしまう。
そういえば、その昔の金融行政の監督ぶりを物語る事例として、私が子どもの頃は合掌造りの家屋みたいな三角形のマッチ入れがどこの銀行の景品でもあったのですけれど、それはある銀行の官庁へのお伺いによる、なんて話しを何かで読んだことがあります。
銀行のしと「なにか良い景品はないでしょうか」
大蔵省のしと「あァ、そうだねェ、三角形のマッチ箱なんてェおもしろいんじゃァないのかねェ」
銀行のしと「ははあ」
ホントかどうかは知らないよ。