自治体行政の「市場化」―行革と指定管理者

自治体行政の「市場化」―行革と指定管理者 第20回自治総研セミナーの記録 (自治総研ブックレット)

　今年の８月に出版されながらも、未読でした。指定の「１周目」が終わった時点での現状分析から、市場化テストも踏まえた、書名どおりの「自治体行政の『市場化』」に論がおよび、誠に興味深い。
　個人的には、指定管理者制度が、市民に対する施設の政策目的の達成であるべき、という三野靖氏（（財）地方自治総合研究所）のご指摘には深く頷くところ（とはいえ、俺の中で「それが難しいのよ！」と呼ぶ者有り。）。また、パネルディスカッションにおける萩原淳司氏（りそな総合研究所）の民間の立場からのご発言は、はっと気づかされる指摘に満ちています。
　講演会を起こしたものなので、読みやすく、ご興味ある方は是非お手にとってください。