なぜ給食に牛乳が出るのか
北九州市の中学校給食についてpaco_qさんがご掲載の記事(http://d.hatena.ne.jp/paco_q/20070617/1182026483)を拝見して、巷間でよく聞かれる標記の疑問を思い出しました。
法令に書いてあるからなんです。
学校給食法の根拠となる学校給食法の委任に基づく省令では以下のように定められています。
【学校給食法施行規則】
第一条 (略)
2 完全給食とは、給食内容がパン又は米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む。)、ミルク及びおかずである給食をいう。
3 補食給食とは、完全給食以外の給食で、給食内容がミルク及びおかず等である給食をいう。
4 ミルク給食とは、給食内容がミルクのみである給食をいう。
5及び6 (略)
どんな種類の給食であれ、牛乳は絶対に出せよ、と。
子どもの頃、給食でパンの代わりにご飯が出る場合、カレーライスならまだしも五目ご飯であっても牛乳が出るのには、子ども心に首をひねりましたが、まさか法定とはね(省令だけど)。
学校給食法と酪農振興法はともに昭和29年6月に公布されており、当時の日本の栄養政策が推察できて興味深いですね。