自治体法務の備忘録

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霞が関から地方自治体へ

 基礎自治体に出向時のbranchさんとのやりとりを懐かしがった記事(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20071102/p2)に丁寧なご反応が。

 いやほんと、懐かしい。あの頃の思い出が走馬燈のように…ってまだ半年も経っていないわけですが。正直なところ法制執務は市長に期待されていた仕事ではなかったものの、半ば趣味的に力を入れてしまっていました。原課や文書担当にとっては煙たい存在になってしまったような気もしますが、ただ詰めるだけでなく、積極的にアドバイスしたり、担当がなかなか書けないときは自ら規定例等を参照しつつ書き下ろすようにしたりしていた、ということで、自分の中では ⊂(^ω^)⊃セフセフ!!、と整理しています。
http://www.seri.sakura.ne.jp/~branch/diary0711.shtml#1111

 事務は鍛えられると身になりますからね。当該自治体の方々には感謝されていらっしゃるのではないでしょうか。
 また、ネタを交えつつの当時の所感がアップされていて、基礎自治体職員の立場からは非常に興味深い。
【出向記 〜霞が関から地方自治体へ〜】http://www.seri.sakura.ne.jp/~branch/guruguru18.shtml

 また、国から出向者を呼ぶ目的としては、霞が関流の仕事の進め方を少しでも伝播させること、ということもあるようです。官の仕事は非効率的だと叩かれまくっているし参考にならんのじゃないかというツッコミもあり得ると思いますが、新しい政策を立ち上げたり法制的に詰めた議論をしたりといった点では霞が関で身につけた仕事のやり方は大いに参考になり、また、プロパー職員にとってよい刺激になるみたいです。そんなわけで、真の意味で地方分権を現実のものとするためには、国から流れてくる紙のとおり手足を動かせばいいといった従来型の発想ではなく、住民のニーズを的確に把握してどのような対策が可能かを自分の頭で考えて実現までもっていくんだという姿勢が必要不可欠であると考えられるところ、そのために少しでも範としてもらえれば、ということをときどき思い出しては意識しつつ仕事をしています。
※強調はkei-zu

 なお、上記の初出の記事が私の手元にあることは内緒だ。