対行政の企業法務戦略
阿部泰隆教授(中央大学)の新刊です。
「対行政の企業法務戦略」http://www.amazon.co.jp/gp/product/4502958506/ref=pe_2102_6501112_pe_snp_506
阿部先生のサイトに掲載された同書の紹介における帯の文章がいささか刺激的でしたので(http://www.ne.jp/asahi/aduma/bigdragon/taigyouseinohoumu.pdf)、未見ながらご紹介させていただきます。
行政の理不尽に対し
主張する企業のために
法的理論武装を伝授
なんだか対暴力団の指南書みたいだ。
阿部先生のご活動としては、以前に「行政関係事件専門弁護士ネットワーク」の立ち上げについてご紹介させていただき(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20061010/p1)、その際に私自身の民間経験を例に出して
民間がかくもデリケートであるのは、訴訟対策によるものが大きいわけであり、自治体においてもその法運営の変化に外圧がかかわることは時代の必然なのかもしれません。
と掲載しましたが、立法に軸足を置いた恣意的な法運営から、司法において客観的に自らの立場を説明しうる足腰の強さが行政に求められてきているのかもしれません。