多治見市会財政悪化防止条例を可決 来春から施行,税無駄遣い歯止めに

　一方で支出に係るコントロールについて規定しようとする試みも出てきました。

　借金の返済にかかる年数や貯金額など独自の財政指標を設定し、指標に抵触すると財政の「非常事態宣言」を発令して、財政危機を事前に予測して食い止める条例が、多治見市議会で１４日、全会一致で可決された。数値目標を示して財政の悪化を防ぐのが狙いで、同市によると、こうした条例は全国初という。条例は来年４月１日から施行されるが、税金の無駄遣いを防ぐ手段となるかどうか、自治体の注目を集めそうだ。
（略）
　名称は「健全な財政に関する条例」。財政状態を判断する物差しとして〈１〉地方債などの借金返済年数〈２〉人件費や扶助費などの必要経費が歳入に占める割合〈３〉貯金額（財政調整基金）の充足率〈４〉財政構造の「ゆとり」を示す経常収支比率――の四つの指標を用いる。４指標の具体的な数字は、来年３月議会に提案する予定だ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20071215-OYT8T00175.htm