自治体法務の備忘録

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「却下」の行政用語を変更 岩手県奥州市「無慈悲」と

 岩手県奥州市は13日までに、介護保険事業で、要介護度の認定区分の変更申請を認めない場合の回答文書の表題として使っている「却下通知書」という行政用語を、7月から「結果通知書」に変更することを決めた。
(略)
 変更のきっかけは、市内の60代の女性が、夫の要介護度認定の変更申請を却下する通知を4月に受け取ったこと。女性が電子メールで市に“改善”を求めたことを受け、相原正明市長が指示した。
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20080613010005091.asp

 内容に違いはないわけですから、標題だけ変えることに問題は無いでしょう。
 規則に定められた古い申請書の様式などを見ると、「させていただきますよう願います」みたいな、「お代官様あてかよ!」と突っ込みたくなるような記載も見受けられることがあって、機会があれば直しております。
 「却下」については、現在でも一般的な行政用語として定着しているとは思いますが、興味深い動向と言ってよいかもしれません。