自治体法務の備忘録

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打つべきか打たざるべきか(読点)

「三十分 思い悩んで 、(てん)を打つ」

 リニューアルに伴い、掲載内容から削除されてしまったようですが、北海道法制文書課のサイトに掲載されていた法制川柳です。
 washitaさんも本日の記事(http://d.hatena.ne.jp/washita/20080619/p1)に掲載されていた

法制執務詳解 <新版>

法制執務詳解 <新版>

を眺めていて、あれ?と、読点の使い方が目にとまりました。

例4
×別表(第○条の表)Aの部Bの款Dの項エの欄中「○○」を「○□」に改め、同項オの欄中「△△」の次に「△○」を加え、同款Eの項カの欄中「□□」を削り、同部Cの款Fの項中「○△」を「△□」に改める。
(368頁)

 赤字の「、」は不要ではないか。
 横書きに際しての記載の誤りかとも思い、縦書きであった前版の

自治立法実務のための法制執務詳解

自治立法実務のための法制執務詳解

をチェックしたところ、「アイウ」の表示が違いこそすれ、記載内容は同じでした。
 過去の版を引っ張り出し、記載内容を遡ってみるとおもしろい事実が。どうやら、一番最初の
自治立法実務のための法制執務詳解 (1983年)

自治立法実務のための法制執務詳解 (1983年)

を改訂版として
自治立法実務のための法制執務詳解

自治立法実務のための法制執務詳解

とした際に「、」が飛び込んでしまったようです。

例四
×別表(第○条の表)Aの部Bの款Dの項ニの欄中「○○」を「○□」に改め、同項ホの欄中「△△」の下に「△○」を加え、同款Eの項ヘの欄中「□□」を削り、同部Cの款Fの項中「○△」を「△□」に改める。
(357頁)※改訂版は412頁

 とはいえ、なぜ飛び込んでしまったかまでは不明です。