自治体法務の備忘録

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自治体議員と行政手続

 「行政手続の一環としてのパブリック・コメントの制度設計」の題で私も報告させていただいた「e-Reiki Club セミナー」の内容が、第一法規が実施する自治体議員向けの情報提供サービス(http://www.dh-giin.com/)における情報誌「議員NAVI」vol.8(今月10日発行)に掲載されました。
 拙blogをご覧の方で、自治体議員の方は少ないかとは思いますが、ご入手が可能でご興味がある方は、(私の報告はともかく)充実した特集をご確認いただけたら幸いです。
 まったく僭越な個人的な意見になってしまいますが、公正かつ透明な行政手続の充実が、不明瞭な「働きかけ」を排除し、ひいては自治体議会における政策立案能力の充実につながり、逆にまた、議会における政策立案能力の充実が、執行部に公正かつ透明な行政運営を要請するのではないかと思うところであって、自治体議員の皆様方にも、行政手続のご理解を深めていただきたいと思うところです。
 joho_triangleさんがご紹介のアンケートによると、執行部の公正かつ透明な行政運営と議員の政策立案能力の充実は、時代に要請されている表裏のものかと思えてきます。

Q15 これからの地方議員に望まれることはなんですか。もっとも該当するものを3つ選んでください。
1 地方自治や財政の専門知識 69.7%
2 事務事業についての知識や理解 21.5%
3 政策立案についての調査・企画能力 81.1%
4 住民に対する説明力 38.6%
5 住民への世話役活動 5.5%
6 住民と行政のパイプ役 49.0%
7 議会内での調整能力 8.9%
8 議会内でのリーダーシップ 7.3%
9 議会と行政のパイプ役 10.2%
10 その他 2.8%
http://d.hatena.ne.jp/joho_triangle/20080714/p2