政策法務事典
- 作者: 兼子仁,北村喜宣,出石稔
- 出版社/メーカー: ぎょうせい
- 発売日: 2008/09/11
- メディア: 単行本
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既にいくつかのblogでは書評が掲載されていますが(高いけど、という感想も含めてw)、本当に良い本です。
執筆者には自治体職員の方々も多く、現場で実践されうる最先端の政策法務論に、読んでいて手に汗握ります。
政策法務に関する大部な網羅書としては、先行するものとして、
- 「自治体法務サポート 政策法務の理論と実践」(第一法規)http://www.daiichihoki.co.jp/dh/product/603985.html
がありますが、あちらが「Q&A形式」の構成であるのに対し、本書は「事典形式」ということで、ビニール製の柔らかい表紙とされた体裁も含め、職務における「座右の書」としての使いでが期待されているものでしょう。
一方で、加除書籍形式の「政策法務の理論と実践」は、自治体法務を巡るめまぐるしい動向に容易に対処できる側面がありますので、併用の効果は期待できるところです。
いずれにせよ、政策法務を巡る各書の充実は、実務担当者としての立場を越えて嬉しいとともに、今後の展開が非常に楽しみです。