自治体法務の備忘録

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「会期」と「不継続」

 会期と言えば、ご承知のように、これに付随する「会期末廃案」の問題がありまして、今国会では、全国の行政庁の方々がその行方を心配する「行政不服審査法」の全部改正などがあるわけです。
 会期末に廃案になってしまうシステムは、それぞれの会期を独立したものとする「会期不継続」の原則によるものですが、この「会期」とその「不継続」は、日本が倣ったイギリスにおける国王と議会のパワーバランスの産物であるそうです。

【日本の国会にはなぜ 「会期」があるのか?】
なんで会期中に審議を終える必要があるのか。もともと議会はヨーロッパの王政下で誕生したもので、議会が1年中開かれていると、国王はつねにいろんな要求を議会からだされてしまう。それをさけるために会期をつくったのだが、一方、国王は議会を召集する側だけに、なにか原則がなければ際限なく法案を提出して成立させたりと、恣意的に運営しかねない。そういった事態を議会が阻止するために生まれたのが、会期不継続の原則だったといわれているのだ。
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