自治体法務の備忘録

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堺の北旅籠町と南旅篭町、なぜ字が違う?

堺市堺区の「北旅籠町」と「南旅篭町」。同じ「はたごちょう」なのに、「籠」と「篭」が使い分けられているのはなぜだろう。調べてみると、地名の漢字一つにも堺の歴史が刻まれていることがわかった。
(略)
 堺市の住居表示係に聞くと、二つの町は南北で約2・5キロ離れ、旧市街地の北と南の玄関口だった。旅人が宿泊して疲れを癒やした「旅籠」が集中していたことから、もともとは、いずれも「旅籠町」と名付けられていたという。
 しかし、太平洋戦争末期の1945年、米軍による5度の空襲が堺市を襲う。壊滅的な損害を受けた南旅篭町周辺は戦後、区画整理が実施された。完成後の59年8月、新たな町名を告示する際、「市民が読み書きしやすいように」と、字体が簡単な「篭」を使うことにしたという。一方、北旅籠町は戦災の被害が少なく、町名を変えるまでには至らなかったらしい。
http://www.sen-shu.com/net/news/news.cgi?mode=print&type=senshu2&no=5470

 これはややこしい。