自治体法務の備忘録

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底流を探る:横浜市議会「削減」論議 定数か、報酬か /神奈川

 横浜市議会で「削減」論議が起きている。自民・民主・公明の主要3会派が定数92人を6削減し86人とする条例改正案提出を目指すのに対し、無所属クラブの一部と共産は26日、定数を減らさずに報酬を10%カットする条例改正案を本会議に提出した。
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090227ddlk14010187000c.html

 拙blogでも、以前に、定数と報酬のそれぞれの削減を試みた事例をご紹介して、以下のように記述させていただいたことがあります。

 自治体の議員に係る適正な定数と報酬については議論あるところですが、木佐茂男先生(九州大学)がご指摘されていたとおり、厳しい財政下においては、専門性を重視した少数精鋭主義とするか、報酬を定額としてでも広く人材を求めるのか、二通りの方向性があると思われます。
 両自治体の動向は、このことを端的に示していると思われますが、同様の事態は、これから少なくない自治体で模索されていくことになるのかもしれません。
http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20081002/p1

 なお、上記記事に引用中の定数削減を試みた自治体は、現在のところ話題の阿久根市であったのか、と今となればいささかの戸惑いを覚えるところ。