自治体法務の備忘録

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例規類の現況確認 多治見市

 政策法務の先進自治体として知られる多治見市が昨年度に実施した例規類の見直しに伴う、関係例規の整備について同市のサイトに掲載されていました。

例規類については、時勢に則した状況となっている必要があります。また、日々の行政運営の根拠となる例規類については、正確であることが当然の前提ですが、運用してくなかで、適切さを欠くものが発生する場合があります。
 このような状況が続くと、事務に混乱をきたし、行政サービスにおける統一的な取扱いや安定性を欠くおそれがあり、ひいては、遵法精神を損なうことにもつながります。このため、多治見市行政では、全庁的に例規類の現況を確認しました。
 この確認結果を踏まえ、特段の事情がなく軽微な課題については、一括して改正(修正)するため、「例規類の見直しに基づく整理条例」を制定しようとするものです。
例規類とは、条例及び規則並びに要綱をいいます。
○適切さを欠くものが発生する原因には、次のようなものがあります。

  1. 条文作成における技術的な誤り
  2. 軽微な事務的取扱いについて、明記されていない
  3. 法令改正への対応遅れ
  4. 法令改正に迅速に対応するため独自に条例を改正した結果、一般的な書き方と異なる

【条例】http://www.city.tajimi.gifu.jp/seisaku/political_law/check/pc-20080916.html※平成20年12月議会可決済
【規則・要綱】http://www.city.tajimi.gifu.jp/seisaku/political_law/check_2/pc-20090224.html※平成20年3月公布済
 興味深いのは、その内容が整備を目的にするものであるにもかかわらず、それぞれパブリックコメントを実施していることです。