自治体法務の備忘録

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役人は 赴任先での 1論文

 下手な川柳を標題にしましたが、以下は、このたびの公募論文募集要領に掲載された、発知和弘氏*1(第22号における入選者)のお言葉から。

 10年ほど前のことですが、磯崎初仁さん(当時神奈川県職員、現中央大学教授)が「公募論文入選者の声」で、公務員は職場を異動するたびに論文が残せるという趣旨のことを仰っていました。公務員は担当してきた行政分野においては、最新の課題とその背景、解決策などに最も精通しているはずなので、積極的に情報発信すべきだという鼓舞の言葉だったと記憶しています。

 異動はサラリーマンの常ですが、実務に対処する職員の誇りと可能性を端的に現すご指摘だと思います。
 最前線における模索と実践は、他の多くの自治体でも共有されるべきだと思うところ、職員による積極的な発信が期待されています。

*1:お名前における「発」の正しい表記は外字です。