自治体法務の備忘録

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加除式書籍の追録箇所

 加除式書籍とは、ご存じのとおり、綴り紐やバインダーの形式で書籍としての体裁が整えられ、「追録」として送付される定期的な頁の差し替えによって、最新の内容を維持しようとするものです。
 職務に関係する重要な参考書は、事務を遂行するに当たって通読されることも多かろうと思うものの、書籍が加除式ですと、新刊の単行本を購入するのとは違って、前述の差し替えによる追加箇所について、ともすれば看過してしまうこともあり得ます。
 加除後に追加された箇所だけ読むことができれば良いのですけれど、目次も入れ替えられてしまっていますので、なかなかわかりにくい。これにはちょっとしたコツがあります。
 例えば、今手元にあります、「Q&A 実務地方自治法―行政・財務」(http://www.gyosei.co.jp/home/books/book_detail.html?gc=1111741-00-000)を見ますと、最新の加除分、平成21年5月1日現在の追録について、綴り紐を通す穴に近い頁の合わせ目に、

[実務自治四]
※実際の掲載は縦書き

と記載がある。これは、同書の4回目の追録だということです。加除後の書籍で、この記載がある箇所に目を通せば、最新の内容が確認できることになります。
 なお、病膏肓に入ると、加除が待ちきれず、追録だけ先に読むか、自分で加除までやってしまうことになるわけで(よい子は真似しちゃいけません