発表と質疑応答
上記で質疑応答の充実について触れていますが、実際、この手の発表は質疑応答の方がおもしろい。予期しない質問がポンと飛んできたときに対処するのは、何よりの「Live感」です。
かの池上彰さんは、出たばかりのご著書で以下のように記述しています。
●いい質問とは、欠落した情報の穴を埋めるもの先送りできない日本 ”第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21)
- 作者: 池上 彰
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
テレビ番組の中で、私の解説を先回りして聞いてきた人の質問が「いい質問」だったのは、そこまでの私の説明で、まだ話していなかったこと、つまり、欠落した部分に気づき、そこの部分を埋めようとして、私に質問したということです。
(175頁)
もちろん私の説明が池上氏に及ぶはずなく、欠落した情報の穴を埋めることについて質問者に大いに助けられていたのが実態である訳なのですが(汗
上記の書籍では、テレビの解説でゲストからの質問に対して思わず「いい質問です」といったのが流行語にもなったと池上氏は記述します。
法律上の説明で、私も思わず管理職の方に「いい質問です」と言ってしまったことがあるのは内緒です。