自治体法務の備忘録

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第17回自治体法務合同研究会厚木大会

 昨日から今日にかけて、厚木市で合同法務研究会が開催されました。
 写真は、初日の会場である厚木市文化会館。蔦が絡まる風情が素敵です。
 総勢200人近い参加者の規模に驚きながら、休憩中にも廊下で交わされる熱い意見交換に改めて鼓舞される思い。
「blog楽しみに拝見しているんですけれど、最近、更新がないじゃないですか」
 ああ、すいませんすいません。
 書籍の販売コーナーでは、

職員研修増刊 クイズde地方自治 2011年 03月号 [雑誌]

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が平積みにされ、拡大コピーされた執筆者リストのうち、大会参加者の名前にマーカーが。私の名前へのマーカーにどれだけ御利益があるかはわかりませんが、売り上げどうだったのかな。
 初日の基調講演は兼子仁先生、二日目の基調講演は松下圭一という豪華メンバー。各分科会も充実した発表と意見交換でお腹いっぱいでした。
 これだけは特に触れておきましょう。初日に開催された、関西自治体法務研究会による「杉山さんの業績を偲んで〜交渉法務論と政策法務〜」です。
 今年1月27日にご逝去された、尼崎市の杉山富昭さんの業績を偲んで、氏が提唱された「交渉法務」についてご執筆の内容を踏まえて意見が交わされました。会の最後、氏を偲ぶ「手紙」(アンジェラ・アキ)の替え歌を参加者で合唱した際は、改めて胸が詰まる思いがいたしました。
 「交渉法務」については、上記「クイズde地方自治」で私が担当した箇所において、初学者向けに「自治体職員が現場で実践すべき政策法務」として記述させていただいております。
 執筆の際はまだ訃報に接していなかったのですけれど、その精神はキチンと次代に引き継がせていただきます。どうぞ安らかにお休みください。
 話題を大会に戻せば、3月の地震の後、計画停電の動向も不明な中でスタッフの準備のご苦労は大変なものであったと聞いております。
 大会の成功おめでとうございます。そして何より本当にありがとうございました。