自治体法務の備忘録

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自治体財務の12か月

 で、日々の業務の進展に読み進めているのが、

自治体財務の12か月

自治体財務の12か月

 月追いで、時節ごとの自治体財務事務で実施すべき内容が解説されています。
 内容は、著者が所属する自治体のローカルルールに紙幅が割かれる部分はあるのだけれど、それも自分の自治体の事務を客観視する助けになります。
 本書は、hachiro86さんも取り上げていらっしゃって、

読みながら「何かに似ている」と思っていたら、本書は形態こそ一般書籍だが、中身は「マニュアル」「業務手順書」そのものなのだ。考えてみればマニュアルを作る時って、制度ごとに説明を書くより「4月はコレをやる」「5月はコレとコレ」といった感じで、業務の具体的な流れの中に細かい手順を埋め込んでいく。それをもっと緻密に、もっと完成度高く作ったのがこの本である、と思ってだいたい間違いはない。
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20120826#p1

という説明が本質を語っていると思います。*1それにしてもhachiro86さんのご興味の幅に改めて感嘆する次第。

案外意識されていないが、財政担当職員というのはある種の「職人」なのだと思う。ウチの財政担当は残念ながらシロートばかりだが、本書の著者の書きっぷりには、どこか職人の匂いを感じる。

 あぁっ、ごめんなさいごめんなさい(何故か謝ってしまう

*1:法制執務についても、同様の要請があると思う。