衆院選:１６日解散、首相表明…１２月１６日投票

　野田佳彦首相は１４日の党首討論で、１６日に衆院を解散すると表明した。
http://mainichi.jp/select/news/20121115k0000m010021000c.html

　報道を見て、選挙用の補正予算どうする！と一瞬頭が真っ白に。直ちに関係各部署に調整手配いたしました。
　そういえば、郵政解散のときも「突然」だったなぁ（遠い目
　なお、上記の記事には、

区割り作業が間に合わないため、次期衆院選は最高裁が「違憲状態」とした１票の格差を残したまま行われることが確定した。

ともあります。行政法学者でもある藤田宙靖元最高裁裁判官は、著書の中で近時の最高裁判例に触れて次のように書かれています。ここで「Xデー」とは、選挙自体を無効とする判決を、最高裁が出さざるを得ない日を言っています。

　最高裁は近時、参議院にせよ衆議院にせよ、現行の定数配分が投票権の不平等をもたらしていることを十分に意識し、国会がこれを早急に是正する必要があるとのメッセージを発し続けている。（中略）Xデーが来るのは、恐らくは選挙を無効にしたときにもたらされる理論的実際的混乱につき、もはや最高裁はいっさいの責任を負うことができず、一重に立法府が責任を負うべきである、との判断に多数の裁判官が達したときであろう。そしてその日は、国会の現状がこのまま続く限り、さほど先のことではないかもしれない。

最高裁回想録 --学者判事の七年半

（１１５頁）

　最高裁が改めて１票の格差を判断する際に、解散の前提になるという定数削減法案の成立をどのように斟酌するか興味深いところです。
　それにしても、当初予算の一番忙しい時期に総選挙とはorz