残業ゼロで結果を出す 公務員の仕事のルール
さて、異動された先で慣れぬ仕事に戸惑われる方も少なくないと思います。そのような方へは、最近読んだ中でこの本がおもしろかったですよ。
- 作者: 秋田将人
- 出版社/メーカー: 学陽書房
- 発売日: 2013/02/15
- メディア: 単行本
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- 時間がないときは省略する段取りを決めよう
なんて、いやぁ大事だよねぇ。
参考に挙げられた事例で、関係者の属性(庶務担当のベテラン係長)を考慮して話を通しておけばとりあえず何とかなるかも、と紹介するあたりは「仕事のプロ」を感じますな。でも、それができない人間が多いんだ、わが身も省みてorz
また、財政部門に所属する私としては、明確な意見を伝える重要性について書かれた内容で、事業課が財政課に予算折衝をする例に頷くところです。
事業課は、その新規事業を実施することを了承してもらうために、説得に足りる材料を考えたうえで、意見を伝えなければなりません。事業が必要な理由について、メリット・デメリットを総合的に考慮した結果であることをわかりやすく示さなければ、財政課は首を縦に振ることはできないからです。
(112ページ)※強調は本書のまま
これに加えて「議論ではどちらか一方が全面的に通るということは少なく、到達点(妥協点)を探っていくことになります」と耳打ちします。そうなんだよねぇ。