政策転換への新シナリオ

政策転換への新シナリオ (自治体危機叢書)

　著者よりご恵与いただきました。感謝<(_ _)>
　獨協大学法学部で教鞭を振るわれる著者は、国分寺市役所のＯＢでいらっしゃいます。自治体の現場で活躍された諸先輩方のご功績は、何よりわが身の励みになります。
　本書は、少子化・高齢化など社会構造の変化の踏まえ、自治体が取り組むべき施策についての提言がまとめられており、中には書名にある「転換」の語が示すように、少なくないエネルギーを費やすであろうものも含まれています。個人的には、視察のお手伝いをさせていただいた当市の取組みも記述いただいているのがうれしいところ。
　なお、著者が訪問された折、「わかりやすさのために事務事業別予算書を作ってご覧。予算書の形式は全国ルールで定められているにしても、備考欄は自由に使えるんだから」といただいたアドバイスの意味を当時は理解しかねたのですけれど、何故かといえば、これも当市では既に導入済みであったからなのですね。当時は十分な相槌を打てなくて申し訳なく思います。
　上記の事務事業別予算書の説明と、事業ごとの成果をまとめた事業報告書についての解説は本書にもあります。気になる方はご確認ください。