自治体法務の備忘録

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川崎市、ホール被災で20億賠償請求 建築主ら8社に

 川崎市幸区の音楽ホール「ミューザ川崎シンフォニーホール」が東日本大震災で天井落下などの深刻な被害を受けた問題で、川崎市は9日、建築主だった都市再生機構(UR)やゼネコンなど計8社に補修費用など計約20億5千万円の損害賠償を求め、横浜地裁に提訴した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130809/trl13080919470005-n1.htm

 今年の4月、同ホールが2年ぶりにオープンした際の写真記事はこちら→http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2013/04/01/15kawasaki/
 前述の記事によれば、

 訴状などによると、8社は安全性維持のため、つり天井を支える金具の強度などを設計通りにする必要があったのに怠り、全体の約7割のつり天井が脱落するなど建物に大きな被害を与えたとしている。

とのことであり、損害賠償請求に当たっては、技術的な調査が大変であったであろうな、と関係者のご苦労を思うところ。
 川崎市のサイトには、報道発表資料も掲載されていました。
ミューザ川崎シンフォニーホール天井脱落事故に係る訴えの提起について】http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/cmsfiles/contents/0000050/50667/muzateiso.pdf