つながる図書館
ほーん、ほんほん、ほーん
おかしくなった訳ではありません。膨大な書架を前にすると心が躍ります。書店や図書館に関する本を読んでも同様。
つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)
- 作者: 猪谷千香
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/01/07
- メディア: 新書
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最近は取り上げられることも多い、ツタヤが指定管理者を務める武雄市図書館ばかりか、離島である島根県海士町図書館や、長野県小布施町図書館など、小規模図書館の取り組みも紹介されています。
【海士町中央図書館】http://lib.town.ama.shimane.jp/
【小布施町図書館 まちとしょテラソ】http://machitoshoterrasow.com/index.html
ウェブサイトを見ても、本棚の楽しそうな雰囲気が伝わってきそうです。
本書でも再三触れられていますが、財政の緊縮化が自治体の図書館運営に与えた影響は小さくありません。それでも、これらの図書館が注目されるのは、図書館が住民に向けてどうあるべきかの実践的な取り組みでしょう。
本書では、また、千葉県船橋市で試みられている「公立図書館ではない公共図書館」についても紹介されています。
公共図書館とは、赤ちゃんからお年寄りまで利用者の年齢を選ばず、職業や収入も選ばず、無料で使える稀有な公共施設である。そして、私たちの人生にチャンスを与え、私たちの暮らす町をより豊かにする可能性を秘めている施設でもあるからだ。
(16頁)
人と人が触れ合う場の提供として、図書館に期待される役割は小さくありません。