法務と企画と財政と
横浜市関内で開催された、かながわ政策法務研究会に参加させていただきました。
いつもながら充実した研究会であったのですけれど、その中で、自治体における政策運営に当たり、標記の3者がどのように連携しうるか、という内容に話題が及びました。
そんな中、法務担当を経て財政部門に赴任した立場から、ということで発言を求められ、冷や汗をかきながらも何とか回答。
3者の連携の手段や力関係は自治体それぞれでしょうが、と前置きした上で、
- 解決しなければいけない問題に直面する原課にとってみれば、相談先が法務なのか企画なのか財政なのか、わからないことが結構あるんじゃないか。
- 私自身の経験を言えば、それは予算措置の問題だね、と相談者を連れて一緒に財政部門を訪れたことがある。計画の見直しの可否について企画部門を一緒に訪れたこともある。県庁に比べて組織がそれほど大きくないのは市役所の良いところだと思う。
- 法務は、窓口にこういうお客さんが来た、との日頃の相談もあり、相談の敷居の高さが企画や財政ほど敷居が高くないんじゃないかな。
- であれば、そのような調整を法務担当職員としてはできるんじゃないだろうか。
3つの部門が牽制し合うのは、組織としては健全なあり方と言えます。ただ、それを協力にどのように転化していくかは、職員によって可能であろうかと思うところです。