自治体法務の備忘録

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新刊予告

 僕、kei-zu。
 高校への入学以来、気弱な性格を人好きに向けるべくそれなりには頑張ってるつもりで、勉強ではクラスの足を引っ張る反面、みんなのムードメーカーにはなれているんじゃないか、なんて自分じゃ思ってる。
「おい、3年の吉田さんが『お前に会いたい』って来てるぜ」
 昼休み、席に座って、午後の退屈な授業をどうやって過ごそうかとぼんやり空を眺めていたら、クラスメートが声をかけてきた。
 やべ、と思った。上級生の怒りを買う覚えはなかったけれど、その場限りの軽口がどこかを経由して耳に入ったのかもしれない。
 嫌な汗を背中に感じながら教室の入口に向かった。逃げる間合いを微妙に取りながら、初対面の先輩におそるおそる挨拶をした。
「俺がkei-zuですけど」
 小声の僕を、ふーん、と値踏みするように睨め付けたあと、吉田さんはニヤッと笑って言った。
「俺とコンビで漫才やんねぇか…」

 上記は、私が「法学セミナー」誌(日本評論社)で吉田利宏さん(衆院法制局OB)と連載を始めた際、拙blogに掲載した告知です。
【新連載開始】http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20101213/p1
 その漫才(違うよ)が本になります。

国で定められる法律と自治体の条例との関係、自治体での行政課題の解決について、わかりやすいエッセイでたどる。
http://www.nippyo.co.jp/book/6602.html

 連載をまとめたものですが、記事への大幅加筆のほか、章ごとの内容の補足に、吉田さんと私の対談が掲載されています(^^
 刊行日は8月22日となっておりまして、どうぞ今しばらくお待ちを。