自治体法務の備忘録

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住民監査請求制度の危機と課題

住民監査請求制度の危機と課題 (自治体〈危機〉叢書)

住民監査請求制度の危機と課題 (自治体〈危機〉叢書)

 執行機関の事務執行を監視する重要な役割ながら、監査委員に関しては、参考になる資料があまり無いのが現状です。実務に関する解説書も廃刊になったものが少なくありません。
 本書は、監査委員の役割の一つである住民監査請求への対応について、著者が講演のレジュメや資料としてして用意したものをまとめられたと「まえがき」にあります。
 判例や、総務省が取りまとめた請求件数の紹介だけではなく、制度として期待される役割も提示され、参考になろうかと思います。

監査制度や住民訴訟制度の改革は、それほど急速には進まないと思います。それゆえに、いまの監査制度の下で、各監査の制度の趣旨に即した、適正な活動を行い、地方財務行政の適正化を進めて欲しいと願っています。
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