自治体法務の備忘録

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きまぐれオレンジロード

きまぐれオレンジ★ロード  1巻

きまぐれオレンジ★ロード  1巻

 ネットの電子書籍が無料で閲覧可能でしたので、今更ながら一気に読んでみました。*1
 同作が「週刊少年ジャンプ」に連載時は、同誌の黄金時代。私も毎号楽しみしていましたが、バトル全盛(「北斗の拳」!)の中で恋愛物はと、当時は読み飛ばしていたのです。
 でも、今見ると、80年代の描写がともかく懐かしい。時代的に言えばバブルの直前、円高を背景に日本が内需拡大の「豊かさ」に向けて駆け上がっていく頃かと思います。
 女の子の誤解を解くために、夜電話をかける主人公。当時は携帯電話なんてありませんから、彼女の室内の電話がトルルルと鳴るのですね。これ俺だよヽ(`Д´)ノ いや、俺じゃないけど。
 男子高校生である主人公を挟んだ三角関係のメインはヒロインの不良っぽい同級生、もう一方は可愛い後輩です。後輩を気遣いながらの同級生とのやり取りが物語の主題。その舞台の一つが、同級生の女の子が(学校にナイショで)バイトする喫茶店でありました。
 大学の頃、学校近くの喫茶店で、バイトする文学部の女の子から「私って『きまぐれオレンジロード』の鮎川(ヒロインの名)みたいじゃない?」と、いたずらっぽく微笑まれたのは、何か意図があってのことだったのでしょうか。
 同作を未読であった私は「え?」と曖昧な笑顔を返すのみ。ああもう、当時の俺の馬鹿。

*1:違法アップロードじゃないですよ。閲覧中、定期的に表示される広告を収入にするビジネスモデルです。