自治体法務の備忘録

管理人のTwitterは、@keizu4080

条例づくりに関するQ&A

 ご紹介が遅れてしまいましたが、情報発信に熱心な千葉県政策法務課が発行する政策法務ニュースレターが更新されていました。

 このQ&Aは、条例づくりの担当となった職員向けに、条例ができあがるまでのプロセスやスケジュール
感、検討事項や作成資料などをまとめたものです。
(略)
 条例は、県の政策課題を解決するため、県民に義務を課したり県民の権利を制限することができる強力なツールです。同時に、条例ができあがるまでは長丁場であり、検討事項も多く、関係者の意見がまとまらなかったり、難しい用語が飛び交ったりと、担当となった職員には苦労があると思います。このQ&Aが、そのような方の一助になれば、幸いです。
http://www.pref.chiba.lg.jp/seihou/gyoukaku/newsletter/documents/letter11-2.pdf

 条例とは何か、またその作成プロアセスや必要な検討事項などがわかりやすく解説されています。説明の中でも担当課をサポートする政策法務課の役割について説明があり、心強く感じられます。

【Q12】
 政策法務課の職員は、なぜあんなに理屈っぽいのですか?

A.もともと理屈っぽい人たちが集まっているからです・・・という訳では必ずしもなく、条例案がその内容から形式に至るまで「合理的な説明」が求められているため、日常的に「合理的な説明」をするよう心がけているからです。

 それはどうかしら(にやり
 冗談はさておき、条例策定においては「内容の合理性」と「プロセスの合理性」が必要です。これらを担保するためには、徹底的に「理屈」が必要であるわけです。
 課題すべき問題点が眼前にある担当課としてみれば「理屈っぽい」と見えてしまうかもしれませんが、それは本来は担当課においても検討されるべき合理的な課題検討について、政策法務課の方々に担っていただいている点での役割分担かと思います(^^