ポケモンGOは終わらない
- 作者: 西田宗千佳
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/11/11
- メディア: 新書
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任天堂のゲームかと思っていたのですが、ナイアンテックというアメリカの会社が運営しているというのには驚きました。加えて、ナイアンテックがグーグルの研究部門を出自とすること、また、独立に当たり任天堂が資本出資したなど、冒頭からへぇと感心させられます。
日本のモバイルゲームは、コレクションのための射倖性が強い「ガチャ方式」が主流であるのに対し、課金しないでもポケモンGOが楽しめるのは、アメリカ型の裾野の広い運営形態によるものなのだそうです。
あちこちのポケスポットの中には、公共施設ではなく珍しい看板等が指定されているものがあるのは、ナイアンテックが運営していた「イングレス(陣地取りを行う位置情報ゲーム)」のポイントが流用されたものである由。
本書では、ポケモンGOを地域振興につなげる横須賀市の試みが紹介されています。
同市が公表する地図はこちら→http://stg.cocoyoko.net/pdf/20160822pokemonmap.pdf
また、宮城県石巻市における「記憶のポケストップ」は、東日本大震災で甚大な被害を受けた同地区に、被害を受ける前の町並みを蘇らそうとするものです。このような試みは興味深くあります。
なお、報道によれば、ポケモンGOの利用者は中年以上が多いようですな。
私「そうなの?」
娘・息子「うん」