「財政学の扉をひらく」
(有斐閣)
「財政を学び、論じることは、私たちの生き方を問うことに通じるのである。」(156頁)
書名に「扉をひらく」とあります。本書は、財政学の具体的な内容(数式で示されることも少なくありません)を学ぶ以前に知っておきたい、初歩的な知識や考え方についてわかりやすく解説しています。
巷間で広く議論される極端な財政出動の是非や消費税の要否などのほか、地方財政の役割などその範囲は幅広い。
欧州では、社会保険料から税に国民負担を移す動きがあるとのこと。社会保険料では所得の分配等の機能に限度があるという指摘は興味深い。
いろいろ考えさせられる内容でありながら、読みやすいので、財政にご興味ある方はお手にとっていただけたらと思います。
「財政を学び、論じることは、私たちの生き方を問うことに通じるのである。」(156頁)
書名に「扉をひらく」とあります。本書は、財政学の具体的な内容(数式で示されることも少なくありません)を学ぶ以前に知っておきたい、初歩的な知識や考え方についてわかりやすく解説しています。
巷間で広く議論される極端な財政出動の是非や消費税の要否などのほか、地方財政の役割などその範囲は幅広い。
欧州では、社会保険料から税に国民負担を移す動きがあるとのこと。社会保険料では所得の分配等の機能に限度があるという指摘は興味深い。
いろいろ考えさせられる内容でありながら、読みやすいので、財政にご興味ある方はお手にとっていただけたらと思います。