自治体法務の備忘録

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判例百選が届いた

民法判例百選1 総則物権 第6版 (別冊ジュリスト No.195)

民法判例百選1 総則物権 第6版 (別冊ジュリスト No.195)

私「百選が横書きになったときは、そりゃあ、びっくりしたよ」
後輩「私、その時代を知りません」
私「(嘆息)」
後輩「学生時代、百選って、読みにくかったですね」
私「うん、事実関係をようやく理解した上で判決内容を読んでも、その後の解説を読むと、なんだかわかんなくなっちゃったな」
後輩「判例への批判的な意見とかありますしね」
私「いまじゃ、判決でも、補足意見や少数意見を読むのがおもしろいんだけど」
後輩「受験勉強的なマルバツ的な知識の延長を期待してたのかもしれませんね」
私「ざっくり事実関係と判決内容を理解したいんだったら、これだよ」
法律入門 判例まんが本〈1〉憲法・民法・刑法

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私「民法百選の最初に載ってる、宇奈月温泉事件も載ってるよ」
後輩「事実関係が4コママンガになって、わかりやすいのはいいですけど、当事者がずいぶん悪人顔になってたりしますよ。ものによっては、関係者が存命なんじゃないですか」
私「うーん、わかりやすさの表裏だなぁ」

行政法の知識と実務

弁護士専門研修講座 行政法の知識と実務

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 行政訴訟を巡る動向については、原告側としての立場から、阿部泰隆先生(中央大学)のお取り組みを以前にもご紹介したことが有りますが(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20061010/p1)、ぎょうせいの新刊がなかなかおもしろそうです。
 弁護士による訴訟対応のためという立ち位置が、なかなか新鮮。