スパイダーマン２

　今更見たのだけれども、面白いよ！私が普段見る映画って、観賞後に「良かったところ」を探してあげないと不憫になってしまう（誰が）作品ばかりなのですが、物語として第１級のエンターテイメント。２０年前に「死霊のはらわた」を見たときには、監督のサム・ライミがこれほどの作品を作るととても思えませんでしたが。「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンも、私は「ブレインデッド」から見ているのですが、ビッグバジェットで万人向けに商業作品を作るというのは、作家主義に商品を作るパワーと全然違うと思うのだけれども、凄いなあ。あ、「ローレライ」の樋口真嗣監督も「八岐之大蛇の逆襲」から見てます。
　さて、本作、文句の付けどころはほとんど無いんだけど。でも
　ヒロインがなあ。
　主人公とヒロインの心情のすれ違いのシーンは、トビー・マグワイアの表情に感情移入しても、カットバックでヒロインのアップで台無しよ。わ、キス迫るんじゃねえ。