都心で所用をすませ、帰路、山手線から何気なく外を見やれば、新橋駅SL広場にいっぱいの古書市が。
気が付いたら改札を出ていました。広場は行けども古書、行けども古書。
ああ、どこの天国ですか。
最近の多忙で果たせない神保町巡りの仇を打つように、資料の詰まってただでさえ重いカバンをますます重くしました。
我に返って見回せば、そこはオヤジたちの歓楽街。居酒屋の景気のいい呼び声の中、宵もまだ早いのに顔を朱に染めた会社員が行き交います。
ああ、どこの天国ですか。
まだ月曜日、まだ月曜日。と呪文のように唱えながら重いカバンを引きずるようにして早々に退散しました。