メリークリスマス

　写真は、上智大学脇の聖イグナチオ教会で購入したクリスマスカード。描かれるのは「聖母子」、つまり、幼子イエスと聖母マリアです（本当
　「海外向け」という説明が売場には添えられていましたが、確かにジャパネスクあふれるものになっています。頭の周りの光輪に気がつかなければ、って、気がついてもわかりにくいよね。
　まあ、聖書を題材とした西洋絵画でも、描かれるのはヨーロッパの風景であるし、北欧を起源ととするクリスマスツリーだって、イエス誕生の地である中東には生えていないはず。
　逆に言えば、日本の風土へある程度の歩み寄りがなければ、キリスト教がこの国で一定以上ポピュラーにはなり得ないんじゃないかと無責任にも思うのだが、どうなんだろ。
　とはいえ、クリスマス自体は、我が国にもお祭り騒ぎとして十分に浸透しています。その是非は論ぜられるところではありますが、大事な人と一緒にいる、いられないながらもその人の幸せをそっと祈る、そんな一日をどんな神様も否定はしないんじゃないかな。
　メリークリスマス、皆さまに。