自治体法務の備忘録

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2012年はレアな秋分の日 116年ぶりに9月22日

 国立天文台は1日、来年の秋分の日が9月22日になると発表した。秋分の日が近年は23日が続き、22日になるのは1896年以来116年ぶりという。23日以外になるのは、24日だった1979年以来33年ぶりとなる。
http://www.asahi.com/national/update/0201/TKY201102010137.html

 ご存じのとおり、秋分の日は祝日です。
 祝日は「国民の祝日に関する法律」で定められているのでが、「春分の日」「秋分の日」は日にちが明示されていません。

第二条 「国民の祝日」を次のように定める。
  (略)
 春分の日 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
  (略)
 秋分の日 秋分日 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。
  (略)

 だから、天体の運行では23日以外のこともありうる。
 なお、国民の祝日のうち、建国記念日の日にちだけが政令に委任されています。これは、2月11日として制定しようとしたところ、過去の軍国主義における紀元節との関連が国会で議論され、野党からの修正案により政令に委任されることとなったもの。branchさんが詳述されています。*1

 その理由は何かというと、もちろんイデオロギー的な問題です。制定当初の昭和23年には、国会で縷々議論がされ、紀元節ないし建国記念日を設置することについては保革とも合意していたものの、その日付をどうするか、決着がつかなかったわけです。
http://www.seri.sakura.ne.jp/~branch/diary0605.shtml#0518

*1:同日の記事に記述されているのは、栗山町の議会基本条例制定の話題。いやあ、懐かしい。