日本の国会
- 作者: 大山礼子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/01/21
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- 「カーボンコピー」と揶揄され、存在意義が問われることの多い参議院であるが、実質的審議が低調なのは、むしろ参議院の「実力」が有りすぎるために事前の調整が終わっているからと言える。
- 閣法の提案後に自らの修正の手段がないことは、結果的に事前の調整を要請するので、国会における実質審議を低調なものとする。
- 日本の国会がモデルとした英国はコモン・ローの国である。日本が同様の運用を置こなうことは限界がある。また、英国のウェストミンスターモデルにも変化が見られることに注意しなければいけない。
などなど。
単純に理想論としての国会審議の活性化を提案するのではなく、日本国憲法制定からの沿革や、アメリカ、フランス、イギリス各国のとの丁寧な比較の上での論の展開が興味を引きます。
上記「法学セミナー」の連載について打ち合わせを吉田利宏さんとメールでさせていただいた際にご紹介したところ、吉田さんもちょうど読まれているところとのこと。同じ著者の
- 作者: 大山礼子
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