自治体法務の備忘録

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"世界最後の魔境"群馬県から来た少女

“世界最後の魔境

“世界最後の魔境"群馬県から来た少女 (スマッシュ文庫)

 目を疑うような題名ですが、オビには「群馬県協力のご当地小説」とあります。「ダ・ヴィンチ」のニュースサイトには、以下の説明がありました。

 物語は、群馬県からの転校生として登場する少女コヨトル・ウェウェコヨトル・ショチトルコヨトルが群馬県による世界支配を目論み、かつて世界を滅亡させた邪神「群馬王」を復活させようとするというもの。(中略)群馬県は「田んぼと梅畑と温泉とダルマしかないという僻地」。「その神秘を侵そうとするものは不思議な力で死ぬことになる」という未開の地として登場する。
http://ddnavi.com/news/182582/

 アニメの舞台として自治体の協力は聞くことがありますが、ここまでの内容とは。

「これまで黙っていてすまなかった。実はぼくは、群馬県の襲撃に備え、密かに君たちの学園に潜入していた少年特殊スパイソルジャーなのだ」
(84ページ)

 お察しいただけるかと思いますが、単に舞台を群馬県とするだけでなく、物語の展開は尋常ではありません。うん、懐が深いぞ、群馬県
 他の場であれば使用をためらう「正気か」の語も、この本については褒め言葉です。草津温泉をはじめとする観光地や、名産の由来も印象に残ります。それがどのような形であれ(え?

群馬県の誇る日本日本三大名泉の一つ、それが草津温泉
 何度も紹介した群馬の誇る『上毛かるた』の『く』の札、
 『草津よいこと 薬の温泉』
 でも知られ、自然湧出量は日本一を誇り、実に毎分32300リットルを超えるという。これはドラム缶で計算すると23万本以上という凄さ……確かそうだったな」
(168ページ)

 読み終わった頃は、あなたもきっと「群馬ニア」になっていることでしょう。
 とりあえず、hachiro86さんにリコメンド(ひでえ*1

*1:あ、半鐘さんも読むかな。