自治体法務の備忘録

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電子自治体システム、丸亀市が脱退/来年度

 投資した費用に比した利用率から、文科省防衛省のオンライン申請システムの停止が検討されている旨(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20081120/p4)は、先般ご紹介しましたが、自治体でも費用対効果から合理化の動きがあるようです。

 丸亀市が来年度から、香川県と市町が共同参加する「かがわ電子自治体システム」から脱退する方針を固めたことが21日、明らかになった。負担金額に対して利用者数が少なく、費用対効果が期待できないことが原因で、来年度以降は同システムで行っていた手続きを市の窓口やホームページなどでカバーする予定。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20081122000116

伊賀市がネット公売 差し押さえ「ヌード写真集」

 自治体が税金滞納者から差し押さえた物件をインターネットで公売する「官公庁オークション」で、伊賀市が出品した芸能人のヌード写真集が、波紋を広げている。「1円でも多く市税収入に充てたい」という市に対し、市民からは「自治体の行為として対外的に恥ずかしい」と疑問の声が聞かれる。
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20081124/CK2008112402000034.html

 批判的な意見もあるようですが、まったく個人的な感想を言えば、債権回収に積極的に取り組む姿勢は評価されて良いと思います。もちろん、程度の問題はあるでしょうが、少なくとも、記事に掲載された写真で確認できるハードカバーの写真集では、市担当者の言のとおり、芸術性の高いものとして、そう否定的にとらえることもないのではないか。

中には見積もり価額500円に対し2万円で落札された物もあり、同機構は「予想以上に高く売れた」と反響を喜んだという。

 それって、どんなプレミア価格。

敵の術中

 上記の記事でも紹介される、宮沢りえの写真集、今のお若い方はご存じないでしょうが、発売当時は、そりゃあ、ちょっとした騒ぎでありました。
 前職の民間時、外回りの先輩が息を切らせて「俺、街頭インタビュー受けちゃったよ!」と言っていたのが思い出されます。
私「なんて答えたんですか?」
先輩「『マーケティングの勝利ですね』って分析したのよ」
私「わかったような事を(苦笑)」
先輩「そしたらさ、『実はここにあるんです!』って後ろから出してくるじゃない」
私「ほうほう」
先輩「『やったー』って、指ならしたら、放映されたの、そのシーンだけ」
私「それじゃ、ただの軽薄なサラリーマンですよ」