自治体法務の備忘録

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政策法務の新展開

 以前、政策法務論についてのアプローチについて記載しましたが(http://d.hatena.ne.jp/kei-zu/20041229#p2)、

自治体改革 (4) (自治体改革 第 4巻)

自治体改革 (4) (自治体改革 第 4巻)

に「政策法務論(理論)の到達点」として、詳細に記載がありました。
 同書には詳しい記事が記載されていますので、ご興味ある方はご参照下さい。ご参考のため、同書から「アプローチ」の「種類」について列記します。(敬称略)

・法治指向の政策法務論(法的アプローチ)
  兼子仁 「自治体法学」論
  磯部力 「都市法」や「自治行政法学」の問題提起
  木佐茂男 「自治体法務」の研究
  鈴木庸夫 「政策法務」に関する一連の議論
  大橋洋一 「行政法学の構造的転換」や「対話型行政法学」の議論
・政策指向の政策法務論(政策的アプローチ)
  阿部泰隆 「政策法学論」
  北村喜宣 「政策法務論」や「条例論」
  平井宜雄 「政策法学」
  森田郎 「行政執行過程論」や「制度設計論」
自治指向の政策法務論(政治的アプローチ)
  松下圭一 「市民自治の法理論」や「政策法務論」
  名和田是彦 「コミュニティ法論」
・実務指向の政策法務論(実務的アプローチ)
  天野巡一、岡田行雄、加藤良重 「政策法務論」
  山口道昭 「政策法務論」
  出石稔、田口一博

 個人的には、木佐茂男先生が「法治指向の政策法務論(法的アプローチ)」とされていらっしゃられることが嬉しい(*^^*)
 「研修改革派(教育改革派)」という名称は、先生のご主張の一面的なものが強調されているように感じていたので。孫引きになって、恐縮ですが、

木佐教授自身は、「真の法治主義=法の支配実現派」で「研修改革=教育改革は手段の一部に過ぎない」と述べています
http://www.pref.hokkaido.jp/soumu/sm-bnsho/plathoumu/seikoto/seikoto_2.htm

 でも、列記を眺めてみて、我が身の不勉強に嘆息。