光る機関車

　高校時代の友人５人で忘年会を開きました。昨年は開催できなかったものの、基本的には毎年行っています。
　不思議なのは、待ち合わせ場所で、よぉ、と挨拶を交わした途端に、顔を合わせていない時間を飛び越えて「あの頃の感じ」に戻ってしまうこと。
　それでも健康関係に話題が流れてしまうのは、みんな歳をとりましたな。
　場所は、オジサン達のシブヤ、新橋。駅前広場のSLは電飾で輝いています。ええ、決してセンスが良いとは言いかねますが。
「新橋ってさあ、内閣改造とか巨人リーグ優勝とか、なんかあると必ずニュースで街頭インタビューがあるよね」
「おいしいコメントが取れるんだろうなあ」
「でも、夜のニュースに間に合う時間に既にいい気分になってるって、どんな身分だよ」
「『期待してたんですけどねえ』とか言うよね」
「そんな奴に意見されてもなあ」
とか馬鹿話もつきることを知らず。