自治体法務の備忘録

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Office2007の使い方

 役所においてOAの依存が、その是非はともかく、Microsoftに大きいことは皆さんご承知のとおりですが、「Office2007」が大幅にその機能を変化させ、少なからず混乱を招くであろうことも、これもまたご存じであろうと思います。
 自治体の電算担当でいらっしゃるalittlethingさんは以下のように記事を掲載されていました。

特に今回は最新機種を配備された電算担当職員は、庁内から寄せられるOffice2007の操作方法に関する質問を一手に引き受けることになります。仕方のないことですが、あまり考えたくはないのですけどね。。。
http://d.hatena.ne.jp/alittlething/20071207/p1

 当市でも当然に混乱は予期されるところで、課内でその手に詳しい同僚が、情報システム担当課の研修室を借り切って、有志を相手に40分ほど講習を行うことになり、私もExcelは3.1の頃から使用している経験はあるものの、もはや新しいものに付いていくことが困難になりかけたオジサンとして参加をすることにしました。
講師「40分ほどの限られた時間で、機能のすべてを説明するのは無理です。したがって、操作をはじめるときに困らないように、『Officce』の機能がどう変わったか、特に『メニュー/ボタン』がどのように変わったか、どこにあるのか、に特化してご説明したいと思います」
 時間の関係で説明内容は限られるとはいえ、作成いただいた数ページにわたる資料には、使用頻度の高い「新旧コマンド対照表」や「良く使うのに見つけにくい機能」など講師自身の経験に基づいた資料が掲載されて充実しています。
 「Word2007」「Exel2007」「PowerPoint2007」についてはメニューの変更度が大きいものとして、Microsoftのサイトの「インタラクティブガイド」を講習の中で利用して、実際にその動きを確認しました。

 「インタラクティブガイド」とは、「Office2007」が前身の「Office2003」から、「メニュー/ボタン」の位置をどのように変化させたかウェブ上で確認できるサービスです。
 また、上智教育大学のサイトで掲載されている以下のサイトも、ご参考までに、と紹介いただきました。
【これで完璧!Office2003とOffice2007のコマンド対応学習講座】http://juen-cs.dl.juen.ac.jp/html/office2003-2007/02/03/26/index.html
 全部の機能を理解するのは無理でも、自分たちが使いこなす「きっかけ」になる、十分な講習の内容です。
 とはいえ、ね
講師「何かご質問はあるでしょうか?kei-zuさん、どうぞ」
私「こんなに覚えるのやだ、前の『メニュー/ボタン』の位置に戻したい、という場合はどうするの?」
講師「できません。市販のソフトでそのように表示を行えるものもありますが、インストールは情報システム担当課が許してくれません」
私「えー」
講師「大丈夫、1週間もあれば慣れます」
 ちぇ、まあ、慣れるっきゃあんめえ。
講師「いかがでしょうか。皆さん、だいたい、触り心地の変更はご理解されたでしょうか。このたびの講習は、他の方から操作方法を聞かれた際に、皆さんがお答えいただけるようになることも目標の一つとさせていただいております」
 うーん、狙いはそこか。